【解説】大学生の仕送りの相場はいくら?一人暮らしの注意点も!

大学生になると、親元を離れて一人暮らしをするという方も多いでしょう。

しかしそうなると気になることの1つが、いくらくらいの仕送りをもらえれば生活が成り立つのかというところですよね。

そこでこちらの記事では、実際の大学生の仕送りの相場についてご紹介いたします。

また、それに加えて大学生が1人で暮らす場合の注意点についても併せてご説明いたします。

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目次

大学生の仕送りの相場は?

まず初めに結論から言えば、大学生の仕送りの相場は、毎年大体7万円程度に落ち着いているようです。

これは第53回学生生活実態調査によって得られたデータによるもので、調査では10,021件もの回答が得られています。

その結果、2017年度の下宿生の収入と支出の平均は以下のようになっています。

1ヶ月の生活費<下宿生>

2017年度
仕送り 72,980
奨学金 20,190
アルバイト 28,700
定職 130
その他 1,820
収入合計 123,890
食費 25,190
住居費 52,820
交通費 3,330
教養娯楽費 9,830
書籍費 1,510
勉学費 1,380
日常費 6,070
電話代 3,800
その他 3,010
貯金・繰越 13,820
支出合計 120,750

引用元:第53回学生生活実態調査の概要報告

引用元のサイトでは、2010年からのデータも見ることが出来るので是非一度そちらもご覧ください。

ちなみにこの調査は、

「全国の国公立および私立大学の学部学生」

を対象として行われたものであるため、これを見れば一人暮らしの大学生の収入と支出の様子がよくわかります。

ただしこれは平均ですので、中には10万円の仕送りをもらっている人もいれば、7万円よりも少ない場合もあるでしょう。

また、全大学生のうち、その約半数の5割程度が奨学金をもらっており、仕送りで足らない部分を奨学金で補っています。

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大学生の一人暮らし、住民票は移すべき?

大学生が一人暮らしをする場合には、気を付けておかなければならないポイントがいくつかあります。

そのうちまず1つ目に挙げられるのが、

住民票を移すか、移さないかというところです。

原則として、もしも大学生であっても、一人暮らしをして親元を離れる場合には住民票を移す手続きが必要になります。

例えばもしもあなたが一人暮らしのために別市町村へ住む場合には、

転出届を現住所の管轄役場に
「引っ越し日の14日前~引っ越し日」までに提出し、

転入届を新住所の管轄役場に
「引っ越し日~14日以内」に提出する必要があります。

転出届を提出した際に受け取る転出証明書は、引っ越し先の役場で必要になるため必ず持参します。

ただし、これは実際に住民票を移す場合に必要になる手続きですが、

学生の一人暮らしの場合、大学卒業後にまた実家に戻ることを決めているようなケースでは、住民票を移さなくても問題ありません。

もしも大学卒業後にやっぱりそのまま一人暮らしをするということになった場合には、そのタイミングで住民票を移していただければ大丈夫です。

ただし、例えば一人暮らしのためにAというアパートの住所に住民票を移し、その後別のBというアパートなどに引っ越した場合に住民票の情報をAのままで放置してしまったようなケースでは、最大で5万円以下の過料を取られる可能性がありますのでご注意ください。

アルバイト収入の上限にも注意!

一人暮らしの大学生にとって、仕送りと同じくらい重要な収入源になるのがアルバイト収入です。

ただしアルバイトをするとなった場合に必ず気にしなければならないのが、親の扶養の対象から外れないように働かなければならないということですよね。

いざアルバイトをするとなれば必ず耳にすることだと思いますが、

大学生の場合は親の被扶養者になっていることが大半ですが、アルバイトで収入を得すぎてしまうとその扶養家族の対象から外れ、自らが税金を納めなくてはならなくなります。

そして、ここでよく耳にするのが

103万円の壁」と「130万円の壁」という言葉でしょう。

具体的には、扶養には主に

  • 税金(所得税・住民税)の扶養
  • 社会保険(健康保険・厚生年金保険)の扶養

という2つの種類があり、

アルバイト収入が103万円を超えてしまうと外れてしまうのが税金の扶養で、アルバイト収入がおおむね130万円を超えると外れてしまうのが社会保険の扶養です。

「おおむね」というのは、社会保険の扶養の場合は合計額が130万円を超えた場合に適用されるわけではなく、月額の収入が1年間で130万円を超えるペースになってしまうと被扶養者の対象から外れてしまう可能性があります。

このアルバイトと扶養に関しては以下の記事で詳しくまとめていますので、興味がある方はそちらをご覧になってください。

>>>※130万?103万?学生のアルバイトで税金がかからない条件とは?

最後に

今回の記事では、一人暮らしの大学生の仕送りの相場と、一人暮らしをする際の注意点についてまとめました。

仕送りの額はそれぞれの家庭で異なると思いますので、もしも少ない場合はその分アルバイトで沢山稼ごうという方もいるかと思いますが、

その際に扶養などの部分で見落としがあると逆に親に迷惑をけてしまう可能性があるということはきちんと把握しておきましょう。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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