海外へ旅行に行く際には、例え0歳の赤ん坊でもパスポートを持っていなければなりません。
パスポートとは「旅券」とも呼ばれ、国外へ渡航する方の国籍や身分を証明するものであり、各国の政府によって発行されます。
ただ、いざパスポートを申請しようと思っても、何を準備すれば良いのか、いくらかかるのか、初めは全くわかりませんよね。
そこで今回の記事では、実際のパスポートの申請方法と、いくらかかるのかを具体的に解説いたします。
パスポートの申請にかかる料金は、パスポートの種類、そして年齢によって変わりますので、よくご確認の上で申請の準備をなさってください。
パスポートの種類と、いくらかかるのか解説!
それではまず初めに、さっそくパスポートの申請にいくらかかるのか確認しておきましょう。
まず、パスポートを申請する際には、
- 10年用(赤色)
- 5年用(青色)
のどちらを取得するかを決めてから申請の準備をします。
この際、10年用の方が申請費用が高くなりますので、この先どのくらいパスポートが必要になる機会があるのかよく考えた上でどちらを取得されるのかお決めください。
また、10年用で申請できるのは20歳以上の方に限られます。
20歳未満の方は容姿が変化しやすいこともあり、5年用のパスポートのみ取得することが出来ます。
そして、実際にパスポートを作成する際には、パスポートの種類、年齢によって以下の費用がかかります。
パスポートの種類 | 都道府県収入証紙 | 収入印紙 | 合計 |
10年間(20歳以上) | 2,000円 | 14,000円 | 16,000円 |
5年間(12歳以上) | 2,000円 | 9,000円 | 11,000円 |
5年間(12歳未満) | 2,000円 | 4,000円 | 6,000円 |
結論として、パスポートを申請するためには、16,000円、11,000円、6,000円のいずれかの料金を支払う必要があります。
それでは次に、実際の申請方法と、収入証紙、収入印紙についてご説明いたします。
パスポートの申請方法
パスポートを新規に作成する場合には、各都道府県の担当窓口にて申請のお手続きをしていただく必要があります。
なお、インターネットによる受付などは行われていませんので、必ず窓口に足を運んでお手続きなさってください。
各都道府県の窓口については、こちらよりご確認いただけます。
そして、実際に申請を行う場合には以下のものが必要になります。
- 一般旅券発給申請書(10年用又は5年用)1通
- 戸籍謄本又は抄本の原本1通
- 住民票の写し1通
- 写真(縦45ミリメートル×横35ミリメートル)
- 本人確認書類(運転免許証等)
- 有効旅券(有効期間が残っているパスポート)
一般旅券発給申請書(10年用又は5年用)はこちらからダウンロードできます。
書き方のマニュアルもありますので、申請書の書き方で躓く心配はないでしょう。
そして、実際にパスポートを作成する場合には、
- 申請
- 交付
という2回に分けて窓口に足を運ぶ必要があります。
パスポート申請から交付までは、だいたい1週間程度かかります。
そして、先にご説明した料金(手数料)は、交付のために足を運んだ際にお支払いする形となります。
具体的には、
2回目の訪問でで「都道府県収入証紙」と「収入印紙」を購入していただき、
それを申請の際(1回目の訪問時)に渡される受理票(受領書)に張り付けて提出し、それと引き換えにパスポートが交付されます。
[aside type=”yellow”]※補足※
都道府県収入証紙・・・都道府県が条例に基づき、使用料や手数料等を徴収する手段として発行する金銭上の価値を示す証票
収入印紙・・・政府(国)が法律に基づき、印紙税や登録税、手数料、罰金、科料等を徴収する手段として発行する金銭上の価値を示す証票
[/aside]
もしも何か不明な点があれば、窓口の方に一度ご相談なさってください。
最後に
今回の記事では、パスポートの申請にいくらかかるのか、そして実際の申請の方法についてご説明いたしました。
パスポートは大事な身分証明書ですので、作るには少々手間がかかりますが、1つ1つ作業すれば難しいことはありません。
また、紛失すると悪用されてしまうようなケースも考えられますので、必ず必要な時以外は持ち出さず、大切に保管しておくようにしましょう。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。