【解説】国内旅行でパスポートが必要になることはあるの?

ご家族で旅行される際に、もしかすると初めて飛行機に乗るという方もいらっしゃるかもしれません。

そうすると、例えば本州から北海道や九州などへ飛行機で行く際に、国内でもパスポートが必要になるのかなと気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、

結論から申し上げますと、日本国内の旅行ではパスポートが必要になることはありません。

外国籍の方が日本国内で旅行する場合には、身分証となるためパスポートを携帯しておいた方が良いですし、ホテルでのチェックインの際にも必要になることがあるため基本的には常時携帯していると思いますが、

日本国籍の方の場合には、保険証や運転免許証などの身分証明書を持っている方がほとんどですし、逆にパスポートを紛失すると犯罪などに利用されてしまうケースも考えられるため、国内の旅行ではなるべく持ち歩かない方が良いですし、取得する必要もありません。

ということで、結論として国内の旅行ではパスポートは必要にならないのですが、

そこで今回の記事では、それに関連する内容として

  • そもそもパスポートとは何か?
  • パスポートの取得方法
  • パスポートに関係する「ビザ」とは何か?

といった情報について解説いたします。

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目次

パスポートとは?

まず初めに、そもそもパスポートとは何か?という点についてご説明させていただきますが、

パスポート(旅券)とは、国外へ渡航する方の国籍や身分を証明するものであり、各国の政府によって発行されます。

そのため、日本人なら日本政府によって発行され、アメリカ人ならアメリカ政府によって発行されます。

パスポートには有効期限があり、

年齢が20歳を超えると

  • 10年のもの(赤色)
  •    5年のもの(紺色)

のいずれかを選択して取得することが出来ます。

20歳未満の方は、容姿の変化が著しいこともあり5年のものだけを取得することが出来ます。

パスポートの取得方法について

もしも新規にパスポートを取得する場合には、各都道府県の申請窓口に直接足を運んで取得する必要があります。

各都道府県の申請窓口については、こちらより詳細をご確認ください。

また、国外へ渡航される場合には、例え1歳未満の赤ん坊でもパスポートが必要となり、その赤ん坊本人が窓口に行かなければパスポートは取得できません。

そして、実際にパスポートを取得される際には、

  1. 一般旅券発給申請書(10年用又は5年用)1通
  2. 戸籍謄本又は抄本の原本1通
  3. 住民票の写し1通
  4. 写真(縦45ミリメートル×横35ミリメートル)
  5. 本人確認書類(運転免許証等)
  6. 有効旅券(有効期間が残っているパスポート)

を用意して、申請窓口にてお手続きをしていただく必要があります。

ちなみに、例えパスポートを持っていたとしても、その有効期間が既に少ない場合には旅行に行くことが出来ない場合があるので注意が必要です。

例えば、中国、インドネシア、シンガポールといった近隣諸国でも、パスポートの有効期間が6か月以上ない場合には入国することが出来ません。

そのためこのようなケースでは、有効期間が残り少なくなったパスポートを返納し、新たにパスポートを取得する必要があります。

なお、古いパスポートを返納し、新しいパスポートを取得した場合、そこには古い方の残存有効期間は加算されません。

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「ビザ」とは何か?

海外に行く場合に、パスポートと並んで重要なのがビザです。

ビザは、入国査証、または単に査証とも呼ばれます。

このビザとは、渡航先の各国大使館や領事館で発行されるものであり、

渡航先において、外国籍の人物の入国を許可するために発行される「入国許可証」です。

このビザを申請するためにはパスポートが必ず必要となり、

パスポート上にスタンプとして押印されたり、ステッカーを貼り付ける形で発行されます。

では、外国に旅行に行く場合必ずビザが必要になるのかというと、そうではありません。

というのも、日本のパスポート保持者は、多くの国々への一定期間の訪問に対してビザが免除となっています。

ただしそれは、観光、報酬を得ないビジネス、親族や知人への訪問に限定されるものであり、

例えばそれ以外の、留学や商用のビジネスをするために訪れる場合にはビザが必要になります。

まとめると、海外へ旅行に行くだけであればビザは必要ありません。

最後に

こちらの記事では、国内の旅行ではパスポートが必要になるのかということと、パスポートに関連する重要な情報についてまとめました。

パスポートを取得するためには、10年と5年とで費用が異なり、年齢によっても費用の差があります。

具体的には、

パスポートの種類 都道府県収入証紙 収入印紙 合計
10年間(20歳以上) 2,000円 14,000円 16,000円
5年間(12歳以上) 2,000円 9,000円 11,000円
5年間(12歳未満) 2,000円 4,000円 6,000円

とされています。

なお、ビザを発行する際に使用されるパスポートの査証欄は、有効期限10年用で44ページ、5年用で28ページ設けられています。

そして、査証欄が足りなくなった場合、パスポート1冊につき1回だけ40ページの増補が可能です。

この増補を行う場合、都道府県収入証紙500円、収入印紙2,000円、合計2,500円の手数料がかかりますので、もしもこれから沢山海外を訪れる予定の方はこの機会に覚えてしまいましょう。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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