約10年前までは当たり前のように使用されていた「ガラケー」を持っている方がだんだんと減り、
逆に、スマホはここ数年で驚くほど急速に普及していきましたが、
今や若者だけではなく、60代、70代を超えるシニアの方々の間でも、スマホは徐々に浸透しつつあります。
(2018年に入り、60代の5割、70代の約3割以上がスマホを保有しているという調査結果も出ています。)
そして中には、そのスマホをおじいちゃんやおばあちゃんにプレゼントしたいという方もいると思うのですが、
今回の記事では、そのおじいちゃんやおばあちゃんの為のスマホを選ぶうえで、
押さえておきたいポイントについて詳しくまとめていきたいと思います(^^)
スマホ購入における基本
スマホを購入しようと思ったら、まずは何から決めたら良いのかわからないという方も多いと思いますので、
まずは、その基本的な部分から説明していきたいと思います。
まずはじめに、一般的にスマホと言えば、
- iPhone(アイフォーン)
- Android(アンドロイド)
という2つの名前をよく耳にしますが、
この2つの違いは、搭載されている
「[keikou]OS(オペレーションシステム)[/keikou]」というものにあります。
このOSとは、言わばそのスマホの脳となる機能のことであり、
- iPhoneは、Apple社が開発した
「iOS」を使用しており、 - Androidは、Google社が開発した
「Android OS」を使用しています。
また、Androidと呼ばれるスマホにはやたらと端末(スマホ本体)の種類が多いように感じられますが、
実はiPhoneは、そのOSの開発、端末の製造までをApple社が独占して行っており、一方Androidは、そのOSに関する情報が無償で公開されているため、様々な企業がそのOSを搭載した端末の開発を行っているのです。
すなわち、iOSを搭載したスマホ機種はiPhoneだけですが、
Android OSを搭載した機種には、
[aside type=”yellow”]
- サムスンが開発した
「Galaxyシリーズ」 - ソニーが開発した
「Xperiaシリーズ」 - シャープが開発した
「AQUOSシリーズ」
[/aside]
などなど、多種多様な種類のものがあります。
そのため今の日本のスマホ業界では、
OSとしては「iOS」と「Androis OS」を搭載した機種が市場全体の98%を占めており、
人気の高いiPhoneが、日本で使用されているスマホ全体の50%以上をシェアを誇っています。
主要三大キャリア(通信事業者)と、MVNOについて
スマホの契約と言えば、
- au
- docomo
- softbank
の3つの通信事業者の名前が思い浮かぶと思うのですが、
この3つは日本における主要三大通信事業者であり、
「運び手」の意味に由来する「キャリア」とも呼ばれます。
そしてスマホを契約するといえば、この3つのどれかのショップに行き、
店員さんに話を聞きながら、機種を選び、購入手続きを進めるという流れが一般的でしたが、
最近話題の「格安スマホ(格安SIM)」と呼ばれるものは、
一般には、
「MVNO(Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者))」
と呼ばれる事業者が提供しているサービスなのです。
MVNOという名前を聞いたことがない方も多いと思いますが、
例えば、MVNOと呼ばれるのは、
- mineo(マイネオ)
- UQ mobile(UQモバイル)
- 楽天モバイル
といった事業者であり、
実際はCM等でその名前を聞いたことがある方がほとんどでしょう。
ちなみにこのMVNOとしては、マイネオや楽天モバイル以外にも、計600社以上の事業者が存在しています。
そして具体的に説明すると、
このMVNOとは、先に説明した
- au
- docomo
- softbank
といった大手主要キャリアの無線通信基盤を借りることによって、そのサービスを提供している事業者のことを言い、その主要キャリアと直接契約するよりも、様々なプランを選び、料金も安く契約することが出来るというメリットがあるのです。
ただ、主要キャリアと契約した場合に比べ、時間帯によっては通信速度が遅くなってしまったり、キャリアと契約することで使えるようになるメールアドレス(auが提供する「.ezweb.ne.jp」など)が使えないという多少のデメリットはあります。
例えば、auで契約していたガラケーから、MVNOが提供するサービスを利用してスマホに乗り換える際には、auのメールアドレスは使えなくなりますので、別のフリーメールアドレスや、MVNOが提供するメールアドレスに乗り換える必要があります。
ただ、これはそれほど大変なことではなく、メールアドレスを変えることと何ら変わらない作業ですので、特に問題はないでしょう。
ちなみに、マイネオでは公式動画でそのプランの特徴を説明していますので、気になる方は一度ご覧いただくことをお勧めいたします。
また、もし今スマホを持っており、auでネット契約していて、例えばMVNOの一社であるマイネオに乗り換えたいと思った場合には、
また新たに機種などを購入する必要はありません。
現在の契約を解除し、そのままマイネオに別の通信プランでの契約を申し込めば良いのです。
おじいちゃん、おばあちゃんの為のスマホ選びのポイントとは?
それでは、おじいちゃん、おばあちゃんの為のスマホ選びのポイントとしてはどのようなものが挙げられるのかというと、
まずは、ここまでの内容を振り返りとして、
「料金」という部分が1つ重要なポイントとなってきます。
例えば、おじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントするスマホは、電話やメールができて、ある程度ネットが使えれば良いというものを選びたい場合にはそれほど高い機種(端末)を購入する必要はありませんし、
また、auなどのキャリアと契約する必要もなく、MVNOが提供するプランから選ぶことによって、月々の料金を安く抑えることが出来ます。
その他には、
- 画面の大きさは十分か
- 防塵、防水加工になっているか
- カメラの画素数はどれくらいか
- 保証プランはどうなっているか
といった部分も、スマホ選びにおける大切なポイントとして挙げられるでしょう。
ちなみにですが、もちろんMVNOを通して、iPhoneを契約することも可能です。
是非この辺りを参考にしていただき、おじいちゃんやおばあちゃんにはどんな機種があっているのか、どのMVNOがあっているのか、よく検討してみてください(^^)
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。