高齢者の中には、車には乗ることが出来ないため、自転車を主な移動手段としている方も多いでしょう。私の祖母も免許証を持っていなかったため、以前は自転車を使って出かけていました。
ただし、段々と年齢が高齢になってくると、その自転車でさえなかなか思うように運転ができなくなります。私の祖母は、自転車での転倒を機に乗ることを辞めました。
ただし、それでもなお自転車に乗りたいという方もいらっしゃるかと思いますが、そこでまず思いつくのが補助輪の着用だと思います。自分自身が小学生の頃、補助輪付きの自転車に乗っていたという方も多いでしょう。
そこで今回の記事では、高齢者となった父や母の自転車に補助輪をつけてあげたい方、もしくは自らが高齢者であるという方のために、自転車の補助輪について詳しくまとめていきたいと思います。
高齢者の自転車の補助輪について
自転車の補助輪なんて簡単に手に入りそうなものですが、実は基本的に自転車の補助輪は子供が自転車に乗る際に着用するためのものですので、大人用の自転車に対応しているものというのはそう多くありません。
まず、そもそも「大人用の自転車とは?」というところから説明しますと、
一般的に販売されている大人用の自転車というのは、そのタイヤの大きさが26インチか27インチかというどちらかであることがほとんどです。
インチとは国際的に認められている長さの単位であり、例えば20インチから28インチまでをセンチメートルに変換すると以下のようになります。
インチ(in) | センチメートル(cm) |
20 | 50.80 |
21 | 53.34 |
22 | 55.88 |
23 | 58.42 |
24 | 60.96 |
25 | 63.50 |
26 | 66.04 |
27 | 68.58 |
28 | 71.12 |
一般的な自転車に乗られている場合には、基本的にはタイヤの大きさが26インチか27インチの自転車に乗られているかと思います。
ただし、その前後の24インチ、28インチという可能性もなくはないため、まずは自転車のタイヤのサイズがいくつかというところをよく確認しておきましょう。
そして、実際に自転車の補助輪について検索していただくとわかりますが、現在販売されている補助輪はそのほとんどが26インチ、27インチには対応していません。
AmazonやYahooショッピングなどの大手販売サイトでも、最高で24インチの自転車に対応してるものしかありませんでした。
ただし、楽天市場の方には最高で28インチにまで対応しているものがありましたので、そちらをご紹介させていただきます。
製品価格は税抜きで7,980円です。ただし、よくよく見てみるとこの記事を書いている段階では売り切れているようです。やはりなかなか26,27インチにまで対応しているものがないため、人気商品のようですね…。
もしも自転車のサイズに対応していないものを買うとどうなる?
例えば26インチの自転車に、24インチまで対応の補助輪を買ってつけようとすると、
当たり前ですがうまく機能しませんし、故障の原因にもなるため絶対にやめましょう。
また、先ほどご紹介した28インチ対応のものについては、評価もさほど悪くなく、お勧めできるものなのですが、
他の製品のレビューの中には、つけてしまった結果故障の原因になってしまったというものもありました。
ネット上で製品の購入をされる際には、一度評価を低くつけているような方の声も見て、参考にしてみることをお勧めいたします。
高齢者には三輪タイプの自転車もお勧めです。
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正直言って、もう自転車に乗るのもつらくなってきたという方や、最近転倒しそうになったという方には、自転車に乗るのを辞めるというのも大切な選択だと思います。
怪我をしてから後悔してもつらいだけですし、高齢者の場合なら転倒による怪我が原因で歩けなくなるなんていう可能性も考えられますよね。
脅かすつもりはありませんが、事実私の周りで自転車の転倒が原因で骨折してしまった方がいますので、参考になればと思い書いています。
ただし、二輪タイプの自転車であれば確かに転びやすいですが、もっと安定感のある自転車を購入されるというのも1つの選択肢としては良いのではないかいと思います。つまり、前後三輪タイプの自転車です。
自転車に後付けで補助輪をつけるより、もともと前後のどちらかが二輪になっているタイプの方が故障もしにくくなりますし、安定感があります。ただし、三輪タイプにも前二輪タイプか後ろ二輪タイプがありますので、それは自転車屋さんなどに一度相談してから購入された方が良いでしょう。
ちなみに、三輪タイプの自転車は、二輪となっている方が常に地面と平行に走ることになるため、一般的な前後で二輪タイプの自転車のように曲がるときに傾けるということが出来ません。そのため三輪タイプの自転車をご検討される場合には、一度試乗されてみることをお勧めいたします。
まとめ
今回の記事では、高齢者のための自転車の補助輪について詳しくまとめました。
高齢者で自転車を利用している方は多いですし、大人用の補助輪というのは需要がありそうですが、実際には大人用の補助輪として販売されているものはほとんどありません。補助輪をつけた結果自転車が壊れたなんていう話も聞きますので、大人の体重を支えられるほどの補助輪というのは中々作るのが難しいのかもしれませんね。
また、そもそも今は三輪の自転車を利用している方も結構見かけますので、そういった自転車ごと新しいものに変えてしまうという方が増えているのかもしれません。もしも高齢者の方の自転車利用について考えるのであれば、その三輪タイプの導入も是非検討なさってください。
また、高齢者用の四輪電動シニアカート等もありますので、そういったものの購入を検討なさってみても良いかもしれません。こちらは安定性において自転車よりもはるかに優れてしますし、電動なのでお出かけしやすいでしょう。
電動シニアカートなら、Amazonよりも、楽天市場やYahooショッピングの方が同じものが安く販売されています。
相場でいうと、三輪自転車は最安で約5万円、電動シニアカートは最安で約8万円です。
楽天市場、Amazon、Yahooショッピングの「電動シニアカート」の一覧ページにそれぞれ移動されますので、是非色々な製品をご覧になってみてください。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)