自動車を運転する場合、高齢者マークをつけようかどうか迷っているという方もいると思うのですが、
その高齢者マークは、一度デザインが変わっていることもよく知られていますよね。
まず、そもそも高齢者マークが導入されたのが1997年のことだったのですが、
その後2011年になって、水滴のような形をしたマークだったものが、四つ葉のマークへと変更されました。
では、この高齢者マークはどうして変更されてしまったのでしょうか。
今回の記事では、その理由と、そもそも高齢者マークはいつつけたら良いのかということについて詳しくまとめます。
高齢者マークが変更された理由とは?
高齢者マークが変更されてかれこれ7年近くが経ち、今では四つ葉のマークの方も一般的なものになりましたが、
実は、それ以前の橙色と黄色の2色で構成されたマークも、いまだに使用して良い決まりとなっています。
ちなみに、以前の高齢者マークは
「もみじマーク」とも呼ばれていたのですが、
初心者がつける標識を
「若葉マーク(わかばマーク)」と呼ぶのに対し、
高齢者マークを
「枯葉マーク(かれはマーク)」と呼ぶようになってしまった方も多く、
これに対する不満の声が高まったことから、高齢者マークはデザインが変更となりました。
それ以外にも、ネット上では変更の理由にまつわるいくつかの説が提唱されていたのですが、
枯葉マークという俗称に対する不満の声が多かったからというのが最も有力で、一般的にも認知されている理由かと思います。
なぜ葉っぱの形なのか?
初心者マーク、および高齢者マークは、今でこそその形が一般的になってしまいましたが、
そもそも、なぜ葉っぱを連想させるような形をしているのかというのが疑問に思った方もいるかもしれません。
私も、それに対して疑問を持っている意見を見かけて「確かに…!」と思いました。
まず、色で認識させるということは確かにわかりやすい方法なので良いとしても、
どちらも単純に四角形にしてしまえばよかったのではないかという意見がありました。
既に今のマークに見慣れているとシンプルで変な感じもしますが、確かにこれなら不満も出なかったかもしれないですよね。
また、高齢者マークの方を四つ葉にしたとのことですが、なぜ四つ葉なのかと改めて考えてみても、いまいちしっくりこない方もいると思います。
ただ、あの四つ葉の形には一応意味があって、
四つ葉をよく見てみると「S」の文字が組み合わされてできていることが分かり、
これが、シニアの「S」を意味しています。
現在のマークをデザインしたのは、グラフィックデザイナーとして活動されている松山幹生さんという方です。
そのため、形にも一応意味はあるのですが、そもそも葉っぱのマークから離れてしまえば良かったのでは?と思います。
高齢者マークをつけるのはいつから?
今回の記事では、初心者マークと高齢者マークの両方を見ていただきましたが、
初心者マークは、免許を取得して1年未満の方がつけるべきもので、その表示は道路交通法によって義務として定められています。(つけていない場合には罰金がとられます。)
一方高齢者マークはというと、こちらは70歳以上の方が表示することが努力義務とされており、もしつけていなくても罰則などはありません。
ただ、高齢者マークを表示している車に対する幅寄せ、割込みは道路交通法違反となるため、
そういった悪質な迷惑行為を防ぐという意味でも、もし年齢が運転に少々影響しているかもしれないと感じたら、高齢者マークはできるだけつけるようにしましょう。
まとめ
今回の記事では、主に高齢者マークのデザインが変更された理由について解説しました。
今回の記事をきっかけに1つ覚えておいていただきたいのは、
デザイン変更前のものも、今のデザインのものも、両方とも使うことが出来るということです。
私もこれまでに何度かあおり運転された経験がありますが、
そういった悪質な行為から身を守るためにも、70歳を超えたら高齢者マークはできるだけつけたほうが良いでしょう。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)